企業の社会貢献:讃岐うどん房鶴越

~共につくるうどん~

 讃岐うどん房鶴越           平成23年11月21日

讃岐うどん房鶴越は、美味しいうどんとして評判のうどん専門店。

弾力豊かな上質のうどんは、上越市内の就労支援施設つばき工房 

障がいを持った仲間とともに作られます。

「障がいのある方の就労の場を提供するのではなく

今それぞれに持っている良いものを持ち寄って

お互いのメリットになるように仕事をすることが

現在の自分にできる最大限の方法です」

と、話すのは店主の小川隆冶さん。

小川さんは開業前、飲食店舗とは別に製麺の

機械を置くための場所を探していました。

一方、つばき工房でも利用者の自立につながる作業になればと

お互いの利益が一致。


オープン当初から、つばき工房の利用者にうどんの作り方を指導

生地を練り上げ踏む作業を共に行っています。

作業自体は難しくありませんが、コシのあるうどんに

するにはコツやポイントがあり

「お金をもらう商品なので品質には妥協できません。

作業結果がだめだった場合は合格ラインまで要求します」

と、小川さんは職人魂をみせます。

指導をうけているつばき工房の利用者は

「うどんにコシが出ることを考えながら

生地を踏むことに集中しています」

と、指導されたことを忠実に守って作業していました。

出典: NPOPRESS 平成23年11月21日号