企業の社会貢献:株式会社 上越シビックサービス

上越市市民プラザを管理運営する株式会社上越シビックサービスは21日、上越市高田にある築100年を超えた日本最古の映画館「高田世界館」でボランティア活動を行いました。
上越市市民プラザ休館日を利用して、職員によるボランティア活動に毎年取り組んでいる同社。NPO法人街なか映画館再生委員会が運営している「高田世界館」では、本町通りに面した雁木部分と入口にある小屋、通りから同館建物入口までのおよそ30メートルの通路を改修中。一部作業についてボランティアを募集していたことから、上越市NPOボランティアセンターを通じて協力を申し出ました。
この日参加した職員は12名。雁木の天井側面の塗装作業と通路脇に土止めを作る作業の2班に分かれ開始。雁木部分の天井側面の塗装作業では、作業のために用意された足場を使って天井へ。至る所剥がれている古い塗料をブラシ等で削り、その上から新しい塗料を何重にも塗っていきます。通路脇の土止めでは、一旦土を掘り起こし、古瓦を並べて土止めにして土を戻していきます。
およそ半日で作業は終了。NPO法人街なか映画館再生委員会委員長の岸田國昭さんは
「本来ならスタッフが数日かけて行う作業。大勢で来てもらえたおかげで、あっという間にきれいになって本当にありがたい。」感謝を口にします。
作業を行った同社統括マネージャーの赤岡史夫さんは「地域に貢献したいという思いで職員によるボランティアを続けています。日々の業務はシフト制を組んでいるため、職員が一同に集って普段と違う作業を一緒に行うことで、チームとしての結束が強まるのでは」と笑顔で話していました。

 出典:NPOPRESS   平成27年10月26日号